頴娃町「ふたつや、」温熱調査 セルフ施工断熱改修の可能性

おはようございます。3月ですね。鹿児島では、ヤマザクラも咲き始めました。

海は「ノッコミ鯛の季節」。60センチを超える鯛が釣れ始めます。海のお魚さんが気になります。薩摩じねん派 村田 です。

下のグラフは 2/20~23、頴娃町おこそ会の加藤さんが中心になって、セルフ施工で民家改修した「ゲストハウス ふたつや、」の温湿度です。

データロガーを使って、15分間隔の温度湿度を自動計測しました。

水色が外気温、赤が客室リビングの室温です。2/19から20、私が宿泊した日です。夜0時、暖房を消して寝ました。明け方、外気が7℃程度の時、室内10℃まで下がっています。

暖房を使えば、20度程度は確保できることが分かります。

暖房使用時、外部からの写真です。赤い部分が温度の高い部分。外壁・窓から熱が抜けているのが分かります。

室内からの赤外線カメラの映像です。窓・外壁の部分が、断熱性能が足りず、熱が逃げて、表面温度が下がっています。

もう少し細かく見ると、窓際では下降気流が起きて、床表面の温度も下がっています。

ファンヒーターが付けられ、部屋の中央にいると感じませんが、窓・外壁の側に近づくと、輻射熱(冷たさ)を感じました。

窓ガラス、壁面の断熱性能を上げ、表面温度が上がれば、体感温度が改善すると思います。

「塩や、」も調査しましたが、この日は内部を使用していなかったので、内部に熱源が無く、抜けてくる熱もないので、外壁表面の温度差も確認できませんでした。

内部に熱源がある時、使っている時に、再度調査しようと思います。

次の写真は、昨日リフォームの相談で訪ねた築20年、まだ新しい住宅です。外壁の断熱は、グラスウール50mm16㎏程度。2階子供部屋の写真です。

窓際に2段ベッドが置かれ、カーテンが閉めてありましたが、窓面からの輻射冷気が寒そうです。

この住宅は、先日のブログに書いた私の実家同様、頴娃町でも検討しているセルフで施工可能な方法で、窓・外壁の断熱改修を検討することになりました。

断熱改修の予算300万程度で、どこまで体感できる熱環境の改善ができるか。

仕上げの内容によっては、部分的にセルフ施工もお願いしながら、断熱改修を楽しみたいと思います。