熊本芦北、築90年古民家 「伊敷の家」実家リノベ近況

昨日、熊本県芦北から古民家改修の相談を受け、築90年の古民家を訪ねてきました。

「薩摩じねん派」の拠点は鹿児島市にありますが、「住宅事業部」の拠点は出水市です。

車で1時間以内で行ける熊本県南部、伊佐市、薩摩川内市、姶良国分、南薩も対応可能な地域です。お気軽に声をかけてください。

初めての訪問でしたので、今回の改修を考える切っ掛け、経緯や家族構成、現在考えていらっしゃる改修のイメージ、ご希望をお聞きしました。

骨太の材料で丁寧に作られていて、時々、広間に集落の人たちも集まる地域の拠点にもなっている住宅でした。稲作も行っているとのことで、別棟の馬屋もあります。

「吹上永吉の古民家」とイメージの重なります。来週、少し遠いですが、ご案内することになりました。

建物の実測、状況調査も体制を整え、来週行います。

吹上永吉の家

<伊敷の家> 私の実家リノベの近況です

私の両親が暮らす実家の断熱リノベーションです。

父親は90歳を超えています。現在、薩摩じねん派で進めている「出来るだけ空調機に頼らない」断熱レベル、1000万を超える改修計画は、「この年で、そのお金の使い方はあり得ない。」と拒否されたこともあり、断熱性能を確実に確保しながら、徹底的にコストを意識した計画を行うことになりました。

具体的には、最も手間と予算の掛かるアルミサッシの交換、外壁を解体しての断熱を行っていません。

施工範囲を限定するため、「田の字」プランの右側、仏壇・床の間のある和室の続き間を断熱区画して今回の工事範囲から外しています。

アルミサッシは、現状のシングルガラスを中空ポリカで断熱補強。気密性能を確保するためパッキン等を付加します。