インフルエンザ予防 加湿と結露 

寒い日が続いていますね。

インフルエンザも流行している時期なので、加湿も行いたい季節ですが、「結露が酷い」。最近竣工する断熱性能を確保した住宅は、結露することはないんですが、家づくりを考えている方々からよく聞く話です。

そこで、家づくりの相談を受けている方の現在のお住まいを温熱測定してみました。

築20年以上の無断熱の木造賃貸アパート。1/24夕方から1/27朝まで。

外気(EX)、リビング(LV)、台所とつながるトイレ、浴室前の廊下(WC)の3ヶ所を測定。

気温℃、湿度%データロガー測定。容積絶対湿度g/㎥は測定値を基にした計算値。

外気温(EX ℃)最低気温-3℃、日中の最高気温も6℃、鹿児島としては、1年で最も寒い気温です。

絶対湿度は3g/㎥でほぼ一定。

リビングは0歳児がいらっしゃるので、1日中エアコンをつけて20℃前後をキープしながら、気化式の加湿器も24時間強め設定。絶対湿度は6g/㎥程度で安定しているが、気温の下がる夜間減少する。

暖房を行っているリビングと戸ふすま1枚の廊下(WC)は、10℃程度の温度差、湿度(WC %)は20%以上高く、空調を行っていない部屋の結露が酷い。

インフルエンザ予防の観点からは、20℃40%は、もう少し50%程度まで加湿を強化したいが、結露の対応を考えると、断熱性能の低い家では、これ以上あげられない。結露を防止しながら、理想的な温湿度バランスを確保するためにも、断熱性能、サッシ性能が大切なんですね。

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