お住まいづくりの「買い時はいつ?」編
石橋をたたいて渡らないことが多い、鹿児島スタッフのイデです。
何かをしようとする時、特に大勢の人が携わったり大きなお金が動く場合には、大ハンマーでたたきながら橋を渡って行くと思いますが、その大ハンマーを一緒に支えたいと思っています^^
今回は、第5回「買い時はいつ?」です。
難しい用語も出てきますが、極力分かり易くお話しているつもりです。
また、お見苦しい画像を見たくない方は、下部に書き下ろしをしていますので、こちらをご覧ください^^;
買い時とは、家を建てようと考えているあなたが、いつ家づくりを始めればあなたにとって有利なのか、メリットがあるのか!ということです。
まず、結論から言うと「今でしょ!!」 です。
理由、解説してまいります。
まず、先に家づくりをされた方々が、どういった理由・キッカケで、家づくりを始めたかを、「丸久の家づくり」調べのアンケートで結果にて、お伝えします。
キッカケの上位意見として、
・家賃がもったいない。
・消費税が上がる前に。
・子供が小学校に上がる前に。
・金利が安いから。
・友人が建て始めたから。
・子供が増え賃貸では狭い。
・補助金や税制優遇でチャンス。
・賃貸では、寒い、暑い、結露、カビ。
等々、ありました。
この項目には、自己の要素と社会的要素にわけられます。
家賃や家庭の事情である「自己要素」ついては、対処するまで、いつまでも不満がつづきます。
解決させるためには、早めに対処する、早めに家づくりにとりかかる必要が
あります。
一方、勉強しなければ分からない、「社会的要素」の消費税やローン金利や
税制について見てみます。
まず、消費税についてですが、世間の方が、一番気になる項目です。
平成31年10月1日から10%に上がることが決まっています。
現在の8%から2%のアップですが、建築資金の2%はとても大きな額に
なりますよね。
消費税が上がる前と後では、同じ建物を建てたとしても、2%分多く支払うということで、消費税が上がる前に建てることが、良いという事は言うまでもないですね。
従って、消費税問題については、H31年10月までに建てた方が、資金的メリットがあります。
次に住宅ローン金利について。
同じ金額を借りて、金利が高いのと低いのとでは、支払額が異なってきます。
金利が高い方が月々の支払額が、大きくなります。
従って、金利が低い時に借りることが資金的にメリットが出てきます。
では、現在の金利と今後の金利は、どうようになっていくのでしょうか?
このことについて、現在の金利は、これまでの住宅ローン金利の推移をみると、過去最低基準の金利ということが分かります。
そして、現在の金利を下回ると、金融機関の住宅ローン融資が成り立たない状況になると言われています。
ここで一つ言えるのは、これ以上、下がるとこは考えられない、ということです。
ではこの先、現状を維持するのか、いつ、金利が上昇し始めるのか、
この問題については、断言できる人はいません。
であるならば、いつ金利が上がっても問題ないように、今のうちに、最低金利を利用することが、得策になります。
すなわち、今住宅ローンを組む=今家づくりをするということが、有利ということです。
次に国策ですが、これからの家は、このような家を造りなさい、と方針を出しています。
2020年には、現在の省エネ基準である、次世代省エネ基準を標準仕様に。
2030年には、ゼロエネ住宅を標準仕様に。
この目標を達成させるために、国は補助金を確保して、省エネ住宅を建てた方へ、助成しています。
来年、再来年になると、省エネ住宅も増えて来ます。
増えてくると、国の補助金も、廃止の方向にに向かっていきます。
今なら補助金対象であっても、今後は、補助金の減額から廃止に向かっていきますので、補助金を確保するためには、少しでも早い時期に省エネ住宅を建てることが、有利になります。
また、ゼロエネ住宅は、現在では、太陽光発電が一般的ですが、エネルギーを作る設備が必須です。
太陽光発電システムは、太陽の光で電気を作り出し、自宅で消費します。
余った電気を、電力会社に売るという、システムなのですが、この売る単価が年々下がってきています。
従って、少しで有利に売るためには、少しでも早い時期に、太陽光発電を設置することが、必要なのです。
最後に、住宅ローン返済完了予定日についてです。
一般のサラリーマンは、60歳で定年を迎え、嘱託で65歳まで働ける場合が多いです。
年金をいただくのは、65歳からとなっています。
(だたし、今後は年齢引き上げの可能性も十分にありますが)
年金は老後の生活費に使用したいので、住宅ローンの返済に充てないように
したいものです。
住宅ローンの返済年数を30年の場合、35歳で住宅ローンを組むと65歳で完済
します。
35年返済だと、30歳で住宅ローンを組むことになります。
もっと早くに返済する場合には、20歳代での家づくりが必要です。
では、40や50歳代で住宅ローンを借りて家づくりをしてはいけないのか!
ということではなく、このような例も多々あります。
その場合は、自己資金や繰り上げ返済を絡めながら、計画していきます。
結論として
上記の4つの外的要素につきまして、少しでも早い方が、建て主様にとって、
有利・メリットがあるといえるのです。
納得いただけましたか?
ありがとうございました。