お住まいづくりの「ライフステージへの変化に対応した家づくりをしよう」編
病人になって初めて健康のありがたさや幸せを感じる、なんてよく言われますが、ちょっとしたことで、すぐ幸せやラッキー感を感じるとても単純な鹿児島スタッフのイデです^^
家づくりのお手伝いをしながら、お施主様ご家族にも幸せになって(感じて)ほしいと思っています^^;
今回は、第4回「ライフステージへの変化に対応した家づくりをしよう」です。
難しい用語も出てきますが、極力分かり易くお話しているつもりです。
また、お見苦しい画像を見たくない方は、下部に書き下ろしをしていますので、こちらをご覧ください^^;
ライフステージへの変化に対応した家とは、 住まい手が、10年後30年後50年後に大きなリフォーム工事をしなくも暮らせる家のことです。
大きなリフォームの必要な家は、大きな費用が必要になりますので、極力避けたいところです。
ライフステージへの変化に対応した家のメリットは4つあります。
1つ目は、
「将来の増改築が少なくて済む」
家に住む家族の年齢や構成は、月日とともに変わってきます。
子供が進学や就職をして、家を出てしまった後の、使わない部屋はどうなるのでしょうか?
使わなくなった部屋を、減築する例も多くなっています。
例えば、2階の子供部屋を解体して平屋にしてしまうリフォーム工事!
現在は、「減築のすすめ」や「減築リフォームで快適生活」といった著書も出ています。
今、家を建てる時に50年間の暮らしを考えて間取りをつくれば、本当に必要なスペースが見えてくるのではないかと思います。
ライフステージへの変化にフレキシブルに対応できれば、初めからコンパクトに、つまり、適正な大きさでつくることが実に合理的ではないかと思います。
そこで重要になってくるのが、子供部屋の扱いです。
リビング学習という言葉、聞いたことはありませんか?
TVで、子供の勉強スペースについての番組特集を見る機会が増えてきました。
現役東大生も実に多くの方が、小さい時にはリビング学習をしていたと。
逆にリビング学習をすることで将来、成功する方が多いとも言われています。
子供部屋は、子供さんの自立心が芽生え、個室がほしいと主張したときに、大きな費用をかけずに、簡易の間仕切りで個室をつくる。
そして子供さんが就職や進学などで、出てしまうと、その簡易の壁を取り去り、元の広い部屋に戻してあげる。
そうすることで、ご夫婦が老後になって、新たな趣味でその大きな部屋が使えたり、 または、子供さんがお孫さんを連れて帰省した時も、皆で遊んだり寝泊りができる!
このような考えは、いかがでしょうか?
2つ目は、
「住宅性能がアップする」
上記のように、極力コンパクトに、合理的に作ることは、住宅性能アップにつながります。
同じ床面積の家でも、建物の形は様々です。
例えば、同じ床面積の「真四角」の家に比べて、「コの字」の家は、凸凹があり、外壁の面積が多くなります。
同じ床面積、同じ材料を使うのですが、建物の性能は、真四角の家の方が、良くなるのです。
すなわち、住宅の性能は、建物の表面積が小さいほど良くなります。
性能が高いということは、冬、暖かくより快適に過ごせる、ということになります。
シンプル形状の家が、より快適な家だと考えて下さい。
3つ目は、
「ランニングコストが小さくて済む」
大きな家とコンパクトにまとまった家とでは、ランニング費用が異なってきます。
家が大きければ、光熱費も大きくなります。
固定資産税も大きくなります。
当然のように支払う光熱費や税金、コンパクトな家であれば、少なく抑えられるのです。
4つ目は、「メンテナンス費用が少なくて済む」
お住まいは、メンテナンスが必須です。
大きな家は、屋根や外壁面積も大きく、補修費用も大きくなります。
逆にコンパクトな家は、補修費用も小さくなりますね。
上記ポイントのマトメてみますと、ライフステージへの変化に対応した家は将来、出費の大きなリフォーム工事をしなくても済みます。
そしてその家は、コンパクトでシンプル形状につながり、性能が高い家づくりとなるのです。
性能が高い住宅は、支払いが安い(光熱費が抑えられる)、快適な暮らし(冬も暖かい)、そして健康にもつながるのです。
このような家づくりはいかがでしょうか?
納得いただけましたか?
ありがとうございました。