高温多湿に弱いインフルエンザウィルス

今年の冬は暖冬ですが、冬型の気圧配置が不安定で、暖かい日があったり急に寒くなったりですね。インフルエンザも流行の兆しがあるようです。

年末、妻が職場の同僚からインフルエンザをもらって、高熱が続き結構つらそうでした。病院にも連れて行きましたが、家族に移らないように介護するのが難しいですよね。そのために一番大切なポイントが加湿です。

年末まだ、使い始めていなかったので、加湿機を出して、湿度コントロールを始めました。

日経電子版に掲載されていた記事です。温湿度とインフルエンザウィルス生存率を示すグラフです。部屋の温度が20℃以上で、湿度が50%を超えると、6時間後のウィルス生存率がほとんどゼロになっています。

今回、我が家でも空調機と加湿機を連続運転して、 22℃60%をキープしました。

妻は5日間程寝込んでいましたが,同じ部屋で寝ている私に移る事も無く、看護できました。

冬は、温湿度計を準備して、風邪・インフルエンザにかからないよう温湿度を調整監理して生活しましょう。

今の時期、加湿しないで暖房している部屋の温湿度は20数℃40%以下に下がっている場合が多いと思います。

加湿が大事ですが、今回のインフル対応の50~60%の加湿を行うと、写真の加湿機2リッターの水タンクは一晩で空になります。加湿機もいろんな機種が販売されていますが、少なくともこの2L程度の容量を持つ加湿機を使わないと、50~60%の湿度をキープするのは難しいです。小さな加湿機では、湿度のコントロールが充分出来ません。

また、加湿する事でインフルエンザウィルスを少なく出来ますが、結露しやすい環境にもなります。結露水でカビが発生します。加湿のしすぎは、アレルギー等、別の健康を害する要因になります。

20~24℃の室温をキープし、結露水のふき取り等の監理をしながら、湿度50~60%を目指して加湿を行う事が、冬の健康管理に大切です。

薩摩じねん派のパッシブデザイン住宅は、室内20℃50%で外気が0℃でも結露はしません。断熱性能を確保したパッシブデザインの住宅は、冬の温湿度管理も容易に対応できます。

薩摩じねん派 村田 でした。