「自立循環型住宅への設計ガイドライン」改修版

昨日は、「自立循環型住宅への設計ガイドライン」改修(リフォーム)版が全面的に改定。執筆者による発表会的な講習会が行われるということで、東京へ行って着ました。

まず出来上がった解説本のボリュームにビックリします。旧版の3倍以上の厚さです。これまでの改修版には、省エネルギー効果についての言及がなかったのですが、今回は、他の自立循環ガイドラインと同様に、定量的な推計が可能となるような構成になっています。その取り組みの中でも、リビングダイニングなどの部分的な区画に適応する「区画熱損失係数Q*(キュースター)」を定義し、その評価例をいくつも掲載しています。

また、今回の執筆は建築研究所や大学の先生方が中心に進められたようですが、その内容に関して、「自立循環型住宅研究会」や「木造建築病理学」でお世話になっている三澤さん、辻さん、豊田さんの意見も反映されたようで、内容の濃い読み物になっています。

今回は、日帰りでの参加でしたが、今後、改修リフォームの検討を進める上での、バイブル的な資料になると思います。