親子で「かんきょう家計簿」
7月27日 かごしま環境未来舘講座 「親子で自由研究!かんきょう家計簿でエコライフ♪」に参加してきました。
NPO かごしま市民環境会議(理事長 村山雅子)さんが20年近く行っている講座、この間で内容も色々とバージョンアップしてきているそうです。
この講座の「かんきょう家計簿」は、最終的に子供たちの夏休みの自由研究になります。
自分の使っているエネルギーのことが、子供たちにも良く解るように、工夫されています。本当に良く出来ているプログラムです。一般のおとなにも理解しやすいです。
自分の家の生活で、電気・ガス・水道を利用しているものをリストアップしてもらいました。親子で考えてもらいました。「冷蔵庫、洗濯機、えんぴつ削り、ゲーム機、衣類乾燥機、床暖房・・・」
かんきょう家計簿をつける意味についても、みんなで考えました。
今回の講座では、参加前の宿題として、みなさんのご自宅のメーター位置の確認とメーター数値の解る写真の撮影をお願いしてありました。各メーターの読み方の説明も行いました。
自由研究の「かんきょう家計簿」では、時間をきめて2週間毎日、電気、ガス、水道のメーターを読んで、記入していきます。
1週間目は、これまでと同じ様に生活する。2週間目、工夫したい省エネの項目を親子で相談して、その結果を記入していきます。
毎日というのが大変そうですが、この毎日という作業で、どのような使い方が、エネルギー消費量に関係するのか、良く解るんだそうです。
夏休みは、キャンプや田舎へ行ったり、記録できない日もあるでしょう。その日は、空けておいて良いんです。人がいない時の仕様電力がわかります。
小学生には、少し難しいかも知れませんが、1週間ごとに電気・ガス・水道の使用量を合計して、そのCO2排出量を計算します。
その係数が表の上側、右から2マス目に書いてあります。この係数は、10年ほど前の数値で、2019年版は係数が変わってきているそうです。
その数値が変化してきた理由も説明がありました。中学生は、この理由等も含め、調べるて課題をまとめるというのもあります。資料は、会場の「環境未来舘」にいろんな資料がそろっているそうです。
先程の各エネルギーのCO2排出量換算、2019年の数値は、鹿児島市が出している、一般家庭用のかんきょう家計簿に掲載されているそうです。
このかんきょう家計簿は、毎日ではなく、月ごとの電気、ガス、水道、ガソリン、灯油の使用量を前年度の同月と比較しながら記入するものです。年間使用量をまとめ、CO2排出量を計算します。
この一般的な環境家計簿は、CO2、エネルギーの問題を考える良い切っ掛けになるんですが、数ヶ月つけると、その数値の意味が見えづらくなって、継続することが難しいと聞きます。
そのような意味からもかごしま市民環境会議 村山さんの続けてこられたこのかんきょう家計簿講座を、月ごとの環境家計簿をつけ始める前にやってみることはとても意味のあることだと思いました。
丸久建設・薩摩じねん派のスタッフ、スタッフ家族、興味を持たれるこれまでの住まい手様、今計画を進めていらっしゃるクライアント様で、実行します。
その内容は、多少、パッシブデザイン的な要素も加えた丸久、じねん派仕様の項目も加えてみようと思います。
一緒にこの「毎日記入するかんきょう家計簿」をやってみたい方、いらっしゃいませんか。丸久建設、薩摩じねん派までご連絡ください。
今日もブログが長くなってしまいました。
もう少し、お付き合いください。
9/11 第9回 全国省エネミーティング in 鹿児島 が開催されます。
かごしま市民環境会議 村山さんにも御参加いただきます。家族で取り組んだ成果や丸久・じねん派版の成果等もご紹介する予定です。
村山さんには、パネルディスカッション『官民連携で広げる地域の省エネ活動』にも登壇いただき、これまで続けてこられた講座等の内容をご紹介頂き、 豊田市役所エコライフセンター事務局 坂本竜児様、 環境ネットワーク埼玉 事務局長 秋元智子様と一緒に意見交換を行います。
ご興味のある方は、是非、御参加ください。
第9回 全国省エネミーティング in 鹿児島 http://to1985.net/event/1042/
9月11日(水) 13:00~17:00 かごしま県民交流センター
最後に、「かんきょう家計簿講座」の開かれた「かごしま環境未来舘」で気づいたこと。講座前に、のどが渇くだろうと飲み物を探しましたが、自販機がありません。「環境未来」だもんな。水のみ器が置いてあるのかな。水のみ器もありません。
「水は、どこで飲んだら良いんですか。」
「こちらです。」と多目的ラウンジの脇にありました。
コップも紙コップではありません。新しいコップと使用済コップのケースが並んでいます。確かに「かごしま環境未来舘」です。
今回も長い文章、最後まで読んで頂き有り難うございます。
薩摩じねん派 村田でした。