薩摩ホウライ竹の実力
おはようございます。最近、ケーナのアサレンを再開した薩摩じねん派 村田 です。
写真は毎年、遥々栃木からケーナ制作用の竹を取りに来るケーナ奏者Renさんです。彼との付き合いはもう15年程になるでしょうか。前回のブログ「雲南旅行01」でも少し触れているケーナ奏者Renさん。私の数少ない親友の一人です。
最近、彼のアップしたYoutubeです。Renさんは、ケーナ以外にギター、ピアノも弾きますが、多重録音での作成の様子も紹介しています。
私もケーナ制作を趣味にしていた時がありましたが、Renさんとは、ケーナ制作のサイトで知り合いました。
彼がまだ筑波大学の大学院で数学を学んでいた時です。飛行機に乗って竹取にやってきました。鹿児島にはどこにでも生えているホウライチクですが、ケーナ作りにとっては、素晴らしい竹なんです。その当時は、私も狂ったように、ケーナを作っていましたから、私の家をベースに一緒に竹取をしました。卒業後、中学校の先生になり、先生をやめてケーナ奏者になった人です。
私も人には言えませんが、Renさん、変なヤツです。応援しています。
だまされてYoutubeを聞いてみてください。感動できます。
彼の使っているケーナは殆ど薩摩ホウライで作ったものです。こんな素晴らしい楽器になる材料が、鹿児島には県内いたるところ、どこにでもあるんです。
一度、Renさんと九州を車で移動しながらホウライ竹を探したことがあります。宮崎にもありますが、他県にはほとんどありません。宮崎にあるのは、宮崎が薩摩藩に属していた時期があるからでしょうか。人が植えて広がった竹です。
実は、Renさんは、自身の住む栃木へも株を移植しています。どちらかと言うと、暖かい所を好むホウライチクがどの程度まで育つか興味深々です。ヒョットすると、厳しい所で育ったホウライチクが密度感のある素晴らしい材料になる可能性もあると思っています。
Renさんは、最近、ケーナの制作動画もアップしています。見てみてください。ケーナ制作は、それほど難しいものではありません。
作る道具も手動の電動ドリル或いは電動ドライバー。後は100円ショップで購入できるドリルの歯数本と棒ヤスリ、サンドペーパーで作れます。
正直、やり始めると、この動画では分からないポイントがいくつか出てきます。そこそこのケーナは、直ぐ作れるようになりますが、もう少し良い音を出したいという気持ちになるはずです。
やってみて、作り始めて、分からないことは聞いてください。作ったケーナを持ってきてください。ポイントはお教えします。
Renさんも毎年来ます。毎年、数日の滞在で集中して竹取をして帰りますが、時間が合えばコメントもしてくれると思います。
Renさんのケーナの生音も聞いてください。一度聞くと、感動します。
すべてのアコースティック楽器がそうですが、どんな素晴らしいオーディオで聞いても、生音の魅力は伝わりません。
Renさんは、毎年来ています。小さなコンサートも開いています。是非、生音を聞いてください。
まだ、実現していないRenケーナコンサートの会場。開催したい場所が2会場あります。
鹿児島市にあるザビエル教会と霧島のミヤマコンセール。響きの素晴らしいこの2会場で、クラシックと同じようにマイクなしで。私の夢です。
薩摩じねん派 村田 でした。