薩摩じねん派の家って?パート2
薩摩じねん派スタッフのイデです^^/
薩摩じねん派の住宅・・・・・・一言でかっこよく表わすなら、パッシブデザインの家と言えるのでしょうか!
パッシブデザインとは? ⇒ https://jinenmoku.com/passive/index.html
以前、パッシブデザインの要素の1つ 日照についてお話ししました。こちら
今回は、要素の1つ通風について。
風通しのいい家って、どんなイメージをお持ちですか?
真冬に風通しをして生活すると、当たり前ですが家の中で凍えてしまいます^^;
春・夏・秋。
動く風を感じると心地よさを感じると思います。
エアコンで快適な温度を保つことも過ごしやすいですが、エアコンを使わず、涼しさを感じる事が出来れば、 省エネにもなって、そして快適で^^
パッシブデザインではこの通風も大事に考えているんです。
特にこれから家を造ろうという方は、材料費のアップ無しで設計の工夫だけでそれが可能なのです。
まず最初に知る事は、家を建てようと考えている場所の年間の風向き、これを卓越風と言います。
気象庁が、全国各地域に風速観測所を設けており、 そこで測定し、年間の風量や風向等見やすくブラフでまとめてくれています。
これを風配図と言います。
例えば鹿児島市の例で見ますと、一年通して夜は、北西の方向から風向きという事が分かります。
鹿児島は桜島の噴火が盛んなので、灰を心配してなかなか窓を開けられないと思われがちですが、卓越風を知れば、 安心して窓を開けられたりします。
間取りの設計時には、どこにどんな形の窓を設ければ風がスムーズに流れるをシミュレーションできるソフトを 使いながら設計しますので、風の通る家づくりができます。
これが基本となりますが、実際にはまだまだ深いのです^^
空気は、温度差や圧力差によっても自然に流動します。
だから平面的ではなく立体的に、設計するのがパッシブザインなのです。
コストを掛けず設計の工夫で快適な家づくりをしてみませんか?