雲南旅行09(完)
麗江4日目。今日は、移動日。麗江から昆明、約500キロをバスで移動する。約9時間掛かる。
バス出発までの時間、まだ見ていなかった、三眼井を探す。麗江の町中には、小川の流れのほかに、井戸が3つ並ぶ、三眼井がある。一番上の石積みで囲われた井戸が飲み水、2番目が野菜などの洗い場、3番目で衣服などの洗い物をする。周りに石のテーブルもあって、コミュニティー広場的な意味もある。
迷路のような道を散策していたら、民家の庭先で、薪を使った湯沸かし器を発見。巨大なしゃぶしゃぶ鍋のような形をしている。
9時間のバス移動は、疲れる。本を読んだり、眠ったり。飛行機を使っても良かった。飛行機だと1時間弱で着くようだ。昆明についたのは、夜7時過ぎだった。昆明は、高層ビルが建ち並ぶ大都市、鹿児島より大きな街に見える。安めのホテルを選んで、早めに寝た。
旅行も後2日。昆明で一日過ごし、次の日は、上海経由で福岡へ帰る。昆明は都市なので、興味のもてるポイントが見あたらない。一日市内観光のバスに乗ることにした。
昆明郊外、湖の西岸の絶壁にいくつもの寺が並ぶ西山森林公園。その一番奥の龍門石窟。
内部の、彫刻が極彩色、日本のものと趣が異なる。
崖下を覗くと、一風変わった洋風の集合住宅が並んでいた。軍の偉い人たち用の住宅だとか。日本の議員用宿舎ではないが、そのうち問題になる時代がくるのだろう。
このほかに、雲南民族村というテーマパークにも立ち寄った。結構、本格的に民家を再現しているのだが、本物を見てきた後なので、興味が持てない。
雲南での最後の夕食は、昆明の名物料理「過橋米線」を食べることにした。熱々のスープに米で作った麺「米線」と様々な具を入れて食べる。「福華園」ガイドブックに70年以上の歴史を誇る過橋米線の名店と紹介されていたので、タクシーでその店を目指す。しかし、運転手も判らない。住所も書いてあるので、いろいろ聞いてもらったが運転手は、探し出せなかった。とりあえず、住所の場所でタクシーを降りて、店を探す。庶民的な小さな店が軒を並べる小汚い通り。いろんな人に、名前を書いた紙を見せて、店を探してみた。あった。思ったより、小さな下町の食堂だった。
米線セット6元から60元。40元、650円のセットを頼んだ。まず、贅沢な感じの中国茶とおつまみがでてきた。しばらくすると、すり鉢ぐらいのどんぶりに熱々のスープ。米線。10皿のトッピング用の具が運ばれて来た。どのようにして食べて良いか判らないと言うと。米線と具をどんぶりに入れてくれた。いろんなダシが旨くでて、薄味で美味しい。最後に、土瓶蒸しのような鳥のスープがでる。おなかいっぱいになって、他のモノは食べれなかった。
お店を出て、しばらく散策してみた。庶民的な店が多い場所で、生活雑貨がいろいろ売っていた。ここで、中国茶の茶碗も買った。路上には、屋台もでていて旨そうだった。
次の日、朝9:30の飛行機で昆明から上海へ。飛行機から麗江の玉龍雪山が見えた。今回の旅行も終わりだ。(完)